「料理人として働くなら、日本と海外、どっちがいいんだろう?」
そんな疑問を持つ人も多いと思います。
僕自身、日本の飲食業界で長く働き、その後海外で店舗を立ち上げたり、料理長として現地スタッフと一緒に働いてきました。
そこで感じたのは、働く環境・考え方・評価軸の違いでした。
この記事では、料理人としてのキャリアを考えるうえで、日本と海外の違いをあらゆる角度から比較し、「どちらが自分に合っているか?」を見極めるヒントをお届けします!
と、その前に。大前提として、“海外”と一括りにして言ってますが、働く国によって全然違います。僕も全ての国で働いたことがある訳でもないし、あくまでも僕が経験した中での比較です。でも、何があるかわからないからこそ面白い。そんなマインドで挑戦できると楽しいですよ。
1. 労働環境の違い
▶︎ 日本の飲食店
- 長時間労働が当たり前(10〜12時間/日)
- 休日が少なく、週休1日もザラ
- 残業代が出ない職場も多い
- 「見て覚えろ」の文化
なんて話をよく聞きますよねw
実際、僕が最初に働いた店はこんな感じでした。でもデメリットばかりじゃなくて、体力は付いたし人のスキルを見て吸収する力もこの時期に養いました。
ただ、お金のことはしっかり伝えましょう。残業代とか交通費とか貰えるお金はしっかり貰いましょう。これは海外でも同じです。特に海外の方が、何も伝えないと現状に満足してると捉えられがちなので。
▶︎ 海外の飲食店
- 労働時間が明確(シフト制・8時間勤務が基本)
- 週休2日、有給制度も整備されている国が多い
- 休憩・福利厚生がしっかりしている
- 「教えて伸ばす」文化(トレーニング制度がある)
こんなイメージじゃないですか?実際は国によって全く違います。ヨーロッパなんかは、自分の時間はたくさん取れて当たり前みたいな場所が多いけど、星付きのお店なんかだと日本より遥かに大変なんてことも、、。だから一概には言えないけど、日本人が料理人として海外に出るとそれだけで希少価値みたいなものが付いてくるので待遇は良くなりがちですね。でもその分、期待もされますから頑張りましょう!
2. 給与と待遇の違い
▶︎ 日本
- 月収20万円前後(特に若手や下積み期間)
- 昇給や役職は年功序列が根強い
- 住宅手当や交通費は出るが、全体的に手取りが少なめ
とはいえ、最近は良い条件のお店も増えてきてますよね。
▶︎ 海外
- 地域や業態にもよるが、日本より高水準なことが多い
- 成果・スキルに応じてポジションや給料が上がる
- 住宅付き・食事付きの求人もある
- 為替の影響で実質的な生活水準が上がることも
料理人としての腕はもちろんですが、言語がキーポイントです。言語不問の募集もたくさんありますが、英語、更には現地語が使えると待遇は跳ね上がります。結局、お客さんも日本人シェフと会話がしたいんですねw それができるとどこでもやっていけます。
3. キャリアの進み方
▶︎ 日本
- 調理補助 → 仕込み → 前菜 → 揚げ場 → 焼き場…と段階的
- 昇格までに年単位で時間がかかる
- 「丁寧さ」「礼儀」「正確性」が重視される
これは人それぞれ向き不向きがあるので、ゆっくり確実に腕を磨きたい人には良いかもしれませんね。
▶︎ 海外
- 即戦力が評価される(年齢より実力)
- ポジションは実力次第で早く上がれる
- スピード・柔軟性・クリエイティビティが求められる
僕個人的にはこっちですw
とりあえず仕事は速攻で覚えて最速で成り上がる、みたいなのを目指したい人向け。
4. キッチンの文化と人間関係
▶︎ 日本
- 縦社会・上下関係が厳しい
- 先輩後輩の礼儀や指示系統が明確
- 意見が言いにくい雰囲気になりがち
礼儀は大切です。でも時にそれは自分の可能性を押し殺してしまうことも、、。
▶︎ 海外
- フラットなチーム構成が多い
- 上下関係よりも役割と責任
- 「提案歓迎」「改善提案あり」の風通しの良さがある
これも、日本人だらけの職場なのか現地人メインの職場なのか、はたまた多国籍な職場なのか。でも僕が働いてきた職場は、どこも和気藹々と楽しい職場でしたよ。
日本は年齢を気にしがちですが、海外は割と良い意味でも悪い意味でも年齢は関係ないです。
5. 働くモチベーションと価値観
▶︎ 日本
- 我慢や根性、長く続けることに価値が置かれがち
- 給料や待遇より「経験」や「忍耐」が評価される
ありがちですね。でも、給料や待遇は評価の一部です。ちょっと厳しい意見かもしれませんが、給料や待遇が良くないのは評価されていないのと同じだと、個人的には思います。
▶︎ 海外
- ワークライフバランスが重視される
- 「効率よく働く」「自分の時間も大事に」が基本
- 評価は成果・役割・チームへの貢献度
これも一概には言えませんが、僕の経験上ではしっかり評価してくれます。
良い評価も悪い評価もしっかりされます、、w
6. 僕が実際に感じたこと
- 日本では「料理を学ぶ場」、海外では「料理で結果を出す場」
- 海外では、下積みや年齢よりも「今の自分のスキル」で判断される
- タイで店舗を立ち上げたとき、年齢や経歴よりも現地での適応力と現場力が一番評価された
- 自分の料理に対して、素直に「うまい!」と言ってくれる文化が嬉しかった
まとめ|どちらが正解ではなく、どちらが自分に合っているか
日本には日本の良さ、海外には海外の良さがある。
大切なのは、自分がどんな働き方をしたいか。
- 腰を据えて丁寧に学びたいなら日本
- 自分の力を試して結果を出したいなら海外
どちらを選んでも、料理人としての道は続いていく。
もし「自分にどっちが合っているのか迷っている」なら、気軽に【Contact】から相談してね!
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